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PASMO(パスモ)は、パスネット(※1)とバス共通カードが合体したプリペイド型の電子マネーカードです。
発売してすぐに売り切れが続出、結局販売停止になり(※2)、これがニュースにもなって一躍有名になりました。2007年のヒット商品番付では「ビリーズブートキャンプ」を抑えて西の横綱にもなるほどでした。ちなみに、東の横綱は「ニンテンドーDS」&「Wii」でした。
パスモは、有名にはなったものの、その機能や種類などはあまり知らない人も結構います。
少し意外ですが、スイカとの互換性(相互利用)があることは案外と知らない人がいて、なぜかJR東日本のスイカとパスモを両方持たなければならないと思っている人もいるようです。
PASMO(パスモ)は、「PASSNET(パスネット)」の「PAS」と、「もっと」の意味を表す「MORE」の頭文字「MO」から名づけられています。
また、CMでのキャッチフレーズ「電車も、バスも〜♪」でも用いられているように、「あれも、これも」利用できるようになるという、拡張性を表す「モ(〜も)」の意味も込められています。
さらに、「パスモ」の「モ」は、パスネットとバスが合体した「&」の意味も持っているそうです。
ちょっと欲張りすぎではないでしょうか(笑)。
なお、イメージキャラクターはロボットのキャラクターで、PASMOの先進性、未来性を表象する意図があるようです。
基本的にPASMO協議会加盟事業者の鉄道23事業者・バス78事業者の営業地域と、相互利用可能なJR・manaca・PiTaPa・はやかけん・nimocaの営業地域がサービス範囲になります(※3)。
具体的にはJR・私鉄・地下鉄・バスを含む首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木・山梨・仙台・新潟)及び北海道、関西、九州などのエリアで使うことができます。
(但し、伊豆箱根鉄道駿豆線・十国峠ケーブルカー、東京都交通局上野懸垂線を除く)。
以前は利用範囲は比較的限られていましたが、2013年に各社の相互利用が進んだことにより、利用範囲は事実上全国に及んでいます。
(⇒電子マネーの相互利用関係の図解参照)
より詳しくは、下記のサイトを参照ください。
⇒PASMOの利用可能交通機関(鉄道・バス)
【参考画像】 | |
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私鉄の改札機。 |
バスなどでは上記のようなステッカーが 貼られていることが多いです。 |
パスモは、大きく分けて「無記名PASMO」「記名PASMO」「PASMO定期券」「クレジットカード一体型」「オートチャージ対応PASMO」の5つに分かれます(「記名PASMO」と「PASMO定期券」には小児用もあります)。
パスモはスイカと違って、モバイルタイプ(おさいふケータイ)はまだ発行されていません。
今後対応してくるものと思われますが、Suicaとどのように差異をつけてくるかが注目です。
図解すると、以下のようになります。
以下ではそれぞれのタイプごとの主な特徴を分類して説明します。
無記名(氏名や生年月日などの情報が不要)タイプのパスモは、誰でも利用可能となっています。
無記名なので入手は一番簡単ですが、紛失した場合の再発行はできないというデメリットがあります。
但し、あとで記名PASMOにしたり、定期券機能を追加することは可能です(その逆は不可)。
ちなみに、小児用の無記名PASMOはありません。
記名PASMOは、購入時に氏名、生年月日、性別、電話番号の登録が必要です。
記名の場合、記名人本人のみが利用できます。まあ、本人以外が使ってもまずバレはしないでしょうが(笑)。
無記名との違いは、紛失した場合の再発行の可否です。再発行する時には氏名や生年月日の情報が必要なので、購入時には間違わないように正確に記入するように注意が必要です。
パスモの定期券の場合は、最初からPASMO定期券を選択することもできますし、すでにPASMOを持っていれば、そのPASMOに定期券をつけることもできます。
なお、鉄道・バスそれぞれの定期券は1種類ずつ購入することができるようになっています。
オートチャージ(自動入金)対応型は、カード単体型とクレジットカード一体型があります。
当初はクレジットカード一体型は発行されていませんでしたが、スイカとの相互利用開始時に一体型タイプも発行されるようになりました。
⇒オートチャージサービスの説明はこちら
⇒パスモが使える人気のクレジットカードはこちら
一体型は最初からオートチャージ機能がついています。
単体型の場合でもクレジットカードが必要なのは他の電子マネーと同じなのですが、事前に申込書でオートチャージ利用の申し込みが必要になります。
この点はスイカなどと異なる点なので注意が必要です。
なお、オートチャージ対応PASMOに定期券機能をつけることは可能です(一体型では一部不可なものあり)。
PASMOのオートチャージは、独自の内容になっており、「残額が2000円以下の場合、改札機で自動的に3000円がチャージされる」というように最初に内容が決まっています。
以前はチャージ額などを任意に変更することができませんでしたが、2008年3月15日からはオートチャージの条件や金額を1,000円〜10,000円の範囲で1,000円単位で変更できるようになりました(変更はPASMO取扱事業者の駅で手続きできます)。
なお、PASMOオートチャージサービスは、1日あたり10,000円、1ヶ月あたり50,000円という制限があります。
記名・無記名PASMO、定期券とも、加盟事業者の駅にある自動券売機や窓口、バスの営業所・案内所などで購入できます。 発売額にはスイカと同じくデポジット(預かり金)の500円が含まれます。
バス定期券は、一部のバス事業者で発売しています。発売事業者、発売する定期券の種類については、バス事業者ごとに異なります。バス事業者によっては車内販売も行っているケースもあります。
※デポジットの500円はカード返却時に返ってきますが、カードを紛失すると戻ってこないので、失くさないように注意が必要です(デポジットの用語解説はこちら)。
オートチャージ対応PASMOの場合は、種類により入手方法が少し異なります。
一体型の場合、一体型対応のクレジットカードに申し込めば最初からオートチャージ機能がついているので簡単です。
単体型の場合は、サービスを利用するには「PASMOカード」と「オートチャージに対応したクレジットカード」の2点が必要となるのが基本です。
この上、さらにオートチャージの申込も必要になります。クレジットカードの有無によって手続きは以下のように分けられます。
■まだオートチャージに対応したクレジットカードを持っていない場合
作りたいクレジットカードが決まったら、インターネットや申込み書などで申し込みます。
PASMOオートチャージサービスの申込みは、クレジットカードの申込み後にしてもいいですし、同時にすることもできます。
参考⇒パスモのオートチャージ対応クレジットカード
■既にオートチャージに対応したクレジットカードを持っている場合
PASMO取扱事業者の駅へ行き申込書を手に入れ、オートチャージサービス利用の申し込みを行います。
そうすると、1ヵ月後位に案内ハガキが届くので、それを持ってPASMO取扱事業者の駅へ行ってオートチャージサービスの利用設定をすれば、使えるようになります。
ただ、1つだけ特例があり、オートチャージ対応のクレジットカードが「TOKYU CARD(東急カード)」の場合は、駅の券売機でもオートチャージの申込みができるようになりました(但し、新型の券売機に限ります)。
いずれの場合も、申込み後、約1か月程度かかりますので、それまで待ちましょう。
チャージ方法はスイカと似たようなものですが、おさいふケータイとクレジットカード一体型のパスモがまだないこともあって、スイカよりは限定されています。
なお、チャージ上限はスイカと同じ20000円です。
加盟事業者の駅の自動販売機や乗り越し精算機、バスの営業所や車内などでチャージ(入金)が可能です。
PASMOにおいてはもっともメジャーなチャージ方法です。
また、「パスモ(PASMO)」と相互利用関係にあるJR東日本「スイカ(Suica)」の発券機でもチャージできます。
下記写真のように、改札内にチャージ機が置いてあることもあるので、電車が来るまで時間がある時など、空いた時間にチャージして時間を有効活用することもできます。
私鉄駅構内(改札内)のICカードチャージ機。Suicaのチャージも可能。
PASMOの場合、現金による店頭チャージはPASMO加盟店のみでしかできない場合があることに注意が必要です(Suica加盟店ではPASMOで支払えてもチャージできない場合があります)。
例えば、NEWDAYS(ニューデイズ)では支払い・チャージともできますが、KIOSK(キオスク)ではなぜかチャージはできません。
なお、大手コンビニでは首都圏のam/pmで2008年8月から支払い・チャージができるようになりました(Suicaのチャージも可能に)。これによって街中でのチャージが可能となり、利便性が大分増しました。
現在のところ、パスモの場合、クレジットカードチャージは、オートチャージサービスを利用する場合にのみ使えます。
なお、PASMOオートチャージサービスの利用は、1日あたり10,000円、1ヶ月あたり50,000円までに制限されています。
⇒パスモのオートチャージ対応のカードはこちら
SuicaやPASMOに対応したバスを利用すると、バス利用特典サービス(バス特)があります。この点はスイカと同じです。
内容としては、乗車ごとにバスポイントがカードに自動的に記録され、次回の乗車で運賃が自動的に割引(特典バスチケット)されます。
パスモの場合、Suicaポイントクラブのようなポイントサービスはありません。
ただ、特定のクレジットカードを併用することで、「乗車ポイント」というサービスを利用できます。これはスイカにはない特典です。
この「乗車ポイント」というサービスは、PASMOを使って「乗車するだけで」クレジットカードのポイントがたまるという特典です(チャージによって貯まるポイントとは別)。
乗車回数や利用運賃が多ければそれだけポイントがたまりやすいので、通勤・通学などで電車利用が多い方にメリットが大きい特典になっています。
ただ、現在は一部の私鉄(クレジットカード)でしかこの特典は利用できません(小田急線、東京メトロ線)。よって、パスモのサービスというより、各私鉄のサービスと言ったほうが正確と言えます。
ここでは長くなるので、別ページに移動しました。
⇒パスモとスイカの違い〜どっちを選べばいいか?
登場年月 | 2007年3月18日 |
発行枚数 | 3252万枚(2017/1月現在) |
発行手数料 | 500円(デポジット) |
チャージ限度額 | 2万円 |
利用可能地域 | Suicaのサービス地域を含む首都圏、PASMO協議会加盟事業者の鉄道23事業者の全駅、北海道・関西・九州などJR各社およびnimoca・はやかけん・PiTaPa・manacaの営業地域 (伊豆箱根鉄道駿豆線・十国峠ケーブルカー、東京都交通局上野懸垂線を除く)。 |
加盟店数 | 140000店舗(首都圏のJR・私鉄、ファミリーマート、ミニストップ、イオン、マクドナルドなど)
⇒PASMO(スイカ)が使えるお店を検索する |
運営会社 | 株式会社パスモ |
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※1 パスネットは、2008年3月14日に廃止が決定しています。
※2 販売再開は2007年9月10日から。
※3 当初はSuicaと相互利用であったものの、仙台・新潟エリアでは使えず、Suicaエリア全部で使えるわけではなかったのですが、2008年3月29日からは仙台・新潟エリアでもPASMOが使えるようになりました。