トップページへ >> Edy(エディ)
Edy(エディ)は、スイカを抑えて普及枚数ナンバーワンを誇る電子マネーです。知名度ではスイカと共に群を抜いています。電子マネー二大勢力の一つになっています。実用化されたのもスイカと同じ2001年11月というのもそれを象徴しています。
強みは加盟店の多さです。加盟店があれば全国で使えるので、在住地域を問わずに使うことができます。この点はスイカとの大きな違いです(スイカのサービス地域はこちら)。
プリペイド(前払い)型の電子マネーなので、審査不要で誰でも持てるのも大きな特徴です。普及した原因もその辺にあるのでしょう。
また、ANAマイレージカードに代表されるように、Edyを使うとポイント(マイル)が貯まる提携カードが多いのが特徴です。「陸マイラー」を劇的に増やした原因もEdyにあるといってよいでしょう。
なお、2009年11月に楽天が(株)ビットワレットを買収すると発表しました(※1)。楽天傘下に入ることでネット決済の面で有利になることが予想され、今後新たな展開に繋がっていきそうです。ただ、楽天はユーザーにとってはサービス改悪することも多いので、我々ユーザー側にどのような影響があるかについては要注目です。(その後楽天グループ入り※2、3)
Edyの由来は、「Euro(ユーロ)」「Dollar(ドル)」「Yen(円)」の頭文字から来ています。そして、それらに次ぐ「第4の通貨」の意味もこめられています。
シンプルで覚えやすく、かつ言いやすいことから採用されたようです。
また、Edyは当時のソニーの会長「出井(イデイ)」とも読めることも採用の後押しになったという裏話もあるそうです。
他に企画段階で候補に挙がった名前は「ゼニー(銭)」や「コバーン(小判)」など、小銭を連想させるものもあったとか(笑)。
毎月25日は「Edyお客様感謝デー」になっており、対象店舗でEdyを使うと、色々な特典が受けられます(特典内容は、対象店舗によって異なります)。
お得を目指す方はこれが一番の魅力でしょう。ANAマイレージクラブの会員になると、飛行機搭乗によるマイル付与およびマイレージ加盟店でのEdy利用200円につき1マイル付与されます。ANAマイラー増加の原因にもなりました。
マイルを貯めてエディに交換→さらにマイルがたまるという循環になっているのもハマる原因になっています。
ただし、使えば使うほどマイルがたまるからといって、使いすぎにはご注意!
以前は貯めることができるのは上記のようにANAマイルだけでしたが、2008年7月8日から、新サービス「Edyでポイント」がスタートしました。
このサービスは、「おサイフケータイ」を利用してEdy支払いをすると、『ANAマイレージクラブ』『楽天スーパーポイント』『ベルメゾン・ポイント』『auWALLETポイント』『ヤマダポイント(ヤマダ電機)』『Tポイント(ツタヤ)』『Pontaポイント』など14の交換先の各ポイントをためられるというものです。
(登録できるポイントサービスは1つに限られますが、登録変更は何度でも可能です)
SuicaとANAが提携したことによって、Edy−ANA連合が崩れ、Edy陣営も会員をつなぎとめるのに必死なようです。また、サービスがおさいふケータイに限られていることから、モバイル会員を増やしたいという思惑も見えます。この辺の動きは電子マネー業界の競争が激しいことが想像できて興味深いところです。
「Edyでポイント」は今のところ、おサイフケータイのみのサービスですが、今後、カードタイプにもサービス適用がある可能性もあります(現在はカード型Edyの場合は、楽天スーパーポイントがたまるサービスのみ)。
なお、ポイントが貯まるのは登録を行った3日後のEdy利用分からになります。登録したら即ポイントが貯まるわけではありませんので注意しましょう。
Edyの入手方法は基本的にカード型とモバイル型(おサイフケータイ)の2パターンがあります。
また、カード型ははさらに「Edy機能のみのカード」と、「クレジットカードにEdyが組み込まれているカード」の2タイプに分けられます。
図解すると、以下のようになります。
以下でそれぞれのタイプごとの主な入手方法を分類して説明します。
「Edy機能のみのカード」の場合、Edyカードを販売している加盟店の店頭や、インターネット申込みなどで入手することができます。店頭で買う場合は、「エディカード下さい」「エディカード作りたいんですけど」などと言うだけでOKです。その場で発行してくれます。
有名なところではampmのエディカード、カフェバー「Pronto」のメンバーズカード、ANAマイレージクラブカード、サークルKサンクスのKARUWAZA CLUBカードなどが代表的なところになります。
クレジットカードにEdyが合体しているタイプの場合は、クレジットカードの申込みが必要になります。
作りたいカードのホームページで申し込んだり、店頭においてある申込書を郵送することで申込みができます。
申込み後は普通のクレジットカードの場合と同じで、無事に審査が通ればカードが郵送されてきます。発行までは申込みから2週間〜1ヶ月くらいの期間がかかるのが通常です。
クレジットカード型の場合は、ポイントがお得になったり、チャージ方法が増えたり、チャージが簡単になったりというプラスアルファの特典があるのが魅力的なところです。
また、すでに持っているクレジットカードがEdyに対応している場合、後からEdy機能を付加させることもできます。その場合は持っているカード会社に連絡をして切り替え手続きをして下さい。
有名なエディ機能付帯のクレジットカードとしては、ANA カード、
UCS KARUWAZA(カルワザ)CARD、Sony Cardなどがあります。
参考:Edyの使えるクレジットカード詳細
おサイフケータイの場合は、専用のアプリをダウンロードすると使えるようになります。
対応キャリアはNTTドコモ、au、ソフトバンク、ウィルコム(一部機種)で、それぞれダウンロードの手順が異なります。
【ダウンロードの仕方】
■[iモード]:
「iMenu」→「メニュー/検索」→「おサイフケータイ」→「電子マネー「Edy」」
■[EZweb]:
「EZメニュー」→「トップメニュー」→「カテゴリ検索」→「バンキング・マネー」→「電子マネー」→「電子マネー「Edy」」
■[Yahoo!ケータイ]:
「メニューリスト」→「おさいふケータイ」→「電子マネー」→「電子マネー「Edy」」
ダウンロードしたら後はアプリを起動して指示に従って初期設定をすれば使える状態になります。
※最近の機種では最初からエディのアプリがインストールされている場合が多いので、新たにダウンロードする必要はありません。ダウンロードする前にご自分の携帯のアプリを確認しておきましょう。
チャージができるコンビニなどの店頭レジで、店員に希望金額を言って「エディにチャージして下さい」などと言えばOKです。
あとは、現金を支払ってレジ横にある読み取り端末にカードか携帯電話をかざせば店員さんがチャージ処理してくれます。「シャリーン」という音がすれば完了です。(店舗によってチャージ金額の単位や釣銭チャージ(※)対応などが異なります)。
※釣銭チャージとは、現金での買い物時のつり銭をエディにチャージすることです。おつりを小銭で受け取るのがいやな場合などに利用すると便利です。
主な対応店舗:ミニストップ、サークルK、サンクス、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、スリーエイトなど
参考⇒電子マネーのコンビニ対応表
店舗に「チャージャー(自動チャージ機)」が設置してある場合は、それでチャージができます。
チャージ機の所定の場所にカードや携帯を置いて必要額を入金して「シャリーン」音が出れば完了します。
主な対応店舗:大丸ピーコック、明屋書店、ホーマック、PRONTO、ビックエコー、ほっとステーションなど
銀行の口座からのチャージは、基本的に「おさいふケータイ」でEdyを利用する場合に可能になっています。
但し、銀行口座からのチャージは、利用口座により手数料がかかる場合がまれにあるので注意して下さい。また、各銀行によって、対応キャリアも異なる場合があります。
やり方は、細かい部分は各銀行によって異なりますが、大まかに説明すると、
「各銀行のエディ専用のアプリをダウンロード」→「アプリを起動して口座にログイン」→
「チャージ申込み」(→「Edyギフト受取」)
という流れになります。
(Edyギフト受け取り手順が不要な場合もあります。)
対応銀行(カッコ内は手数料):三井住友銀行(無料)、みずほ銀行(無料)、楽天銀行(無料)、ゆうちょ銀行(無料)、じぶん銀行(auのみ。無料)、りそな銀行(無料)、埼玉りそな銀行(無料)、千葉銀行(無料)、滋賀銀行(無料)、百五銀行(無料)、北海道銀行(無料)、北陸銀行(無料)、七十七銀行(無料)、広島銀行(ドコモ・auのみ。105円)、福岡銀行(無料)、親和銀行(無料)、常陽銀行(無料)、百十四銀行(無料)、十六銀行(無料)、八十二銀行(無料)、南都銀行(無料)、足利銀行(無料)、伊予銀行(無料)、秋田銀行(無料)、北洋銀行(無料)、群馬銀行(無料)、紀陽銀行(無料)、トマト銀行(無料)、第三銀行(無料)、北日本銀行(無料)、京葉銀行(無料)、横浜銀行(無料)、愛媛銀行(無料)、静岡銀行(無料)、大光銀行(無料)、香川銀行(無料)、徳島銀行(無料)、中京銀行(無料)、鳥取銀行(無料)、愛知銀行(無料)、筑波銀行(無料)、京都銀行(無料)、大東銀行(無料)、荘内銀行(無料)、北都銀行(無料)、阿波銀行(無料)、福井銀行(無料)、仙台銀行(無料)、武蔵野銀行(無料)、三重銀行(無料)、信用金庫(信金別に異なる)
おサイフケータイ機能が搭載されていない、NFC機能が搭載されたAndroidをお持ちの方向けのEdyチャージアプリでもEdyカードへのチャージが可能です(2016年12月5日にサービス開始)。
このチャージ方法のメリットとしては、おさいふケータイ機能がついていないMVNOなどのSIMフリー端末でもEdyチャージや残高確認を手軽に利用できる点にあります。
⇒アプリのダウンロードは「Google Play」(無料)から可能です
パソリという機械を使うと、自宅のパソコンからEdyにチャージすることができます。
この場合、クレジットカードが必要になります。
⇒パソリの詳細についてはこちら
本体は大体3000円程度で購入できますが、パソリを無料で手に入れる方法もあります。
エディチャージ対応のクレジットカードを使って入金することもできます。Edyの強みはチャージに使えるクレジットカードが多いことも挙げられるくらいです。
入金手段としては、おさいふケータイの場合と、パソリを使う場合があります。
おさいふケータイの場合、事前にサービス登録が必要です。
エディのアプリを起動してサービス登録(クレジットカード情報の登録も含む)をします。
登録が完了すればチャージができる状態になります(注:登録完了までに2日ほどかかります)。
無事に登録が完了した後、エディのアプリを起動し、チャージの項を選択して入金額等を入力すれば完了します。
※パケット通信料は別途かかります。
パソリでPCからチャージする場合も、事前にサービス登録が必要になります(登録には専用のソフトウェア「Edy viewer」が必要です)。
「Edy viewer」がインストールされていない場合は、以下からダウンロードできます。
⇒Edy viewerのダウンロードはこちら
「Edy viewer」を起動してサービス登録(クレジットカード情報の登録も含む)をします。
登録が完了すればチャージができる状態になります(注:登録完了までに2日ほどかかります)。
無事に登録が完了した後、パソリ本体にカードを置き、「Edy viewer」を起動し、チャージの項を選択してチャージ金額など必要事項を入力すれば完了です。
【使えるクレジットカード例】
アメリカンエキスプレス、OMCカード、オリコ、クレディセゾン、オークス、JCB(一部)、ジャックス、セントラルファイナンス、ソニーカード、ダイナースクラブ、DCカード、トヨタファイナンス、MUFGカード、ニコスカード、UFJカード、三井住友カード、Yahoo!JAPANカード、UCSカード、ほくせんかーど、ゆめカード、UCカード、ポケットカード、ライフカード、楽天KCなど
以前はゆうちょ銀行の口座が必要だったオートチャージでしたが、現在はスマートフォン(iPhone含む)もしくはEdy機能付楽天カードが必要になっています。
⇒オートチャージについての詳細はこちらを参照下さい。
Edy機能付のクレジットカードを使うと、クレジットカードでチャージできたり、ポイントがお得になるので、利用する人が増えています。
また、カードを一枚にできるので、サイフを薄くできるというのも魅力のひとつです。
どんなカードが出ているかはここでは長くなるので、おすすめ・人気のEdyが使えるクレジットカード特集でまとめてみました。
普通にエディを使うだけなのとは大違いになりますので、Edyに便利さだけでなくお得も求めたい人は参考にしてください。
登場年月 | 2001年11月 |
発行枚数 | 10000万(1億)枚(2017/9月現在) |
年会費・発行手数料 | 年会費:無料、発行手数料:無料〜630円 |
チャージ限度額 | 1枚につき5万円(但、1人5枚(最大25万円)まで同時使用可能) |
利用可能地域 | 全国 |
加盟店数 | 520000店舗(主な加盟店:サークルKサンクス、7イレブン、ministop、ローソン、マツモトキヨシ、ゲオ、マクドナルド、ハンゲームほか) ⇒加盟店を探す |
運営会社 | 楽天Edy株式会社 |
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※1 楽天がビットワレットに対し、12月末に約30億円の第三者割当増資を引き受け、連結子会社化すると発表。これにより出資比率は50%超に。
また、2009年1月21日には楽天の三木谷浩史氏が社長に就任。
※2 2012年6月に楽天Edyへと商号・サービス名変更
※3 2014年1月に楽天株式会社の100%子会社化