トップページへ >> 電子マネーの仕組み
端末に触れることなく決済が完了する電子マネー。なぜそんなことが可能なのでしょうか?
ここではその技術的な仕組みを説明します。
まず、リーダー/ライター(読み取り機)とカードの間の通信は、リーダー/ライターから発信される電磁波によって行われます。
そして、リーダー/ライターがカードを検出すると、相互に認証が行われます(鍵がかみあうようなイメージです)。この鍵が合致すると、データの読み出しおよび書き込みが行われ、決済が完了します。
電磁誘導によりICカードに電力を供給するので、カード自体に電源は必要ありません。
流れを簡略化すると、以下のようになります。
@ カード検出 ⇒ A 相互認証 ⇒ B データの読み出し ⇒ C データの書き出し
この作業がわずか0.1〜0.2秒で完了します。この高速処理は電子マネーの大きな特徴になっています(イオカードやパスネットなど従来の接触式タイプは0.7秒程度)。
今までのクレジットカードは表面の金色のICチップもしくは裏面の磁気ストライプと端末が「接触」してカード情報を読み取っているのに対し、 非接触ICカードは、カードと端末が文字通り「非接触」でカード情報のやりとりができるのが最大の違いになっています。
上述のように、カードの情報処理が0.1〜0.2秒で完了します。この高速処理は電子マネーの特徴ですが、それ以外にも独自の特徴があります。
まず、カードと読み取り端末が接触する必要がないので、ICチップがカードの表面に露出していないことが特徴として挙げられます。
外からは見えませんが、カード内面にはICチップとアンテナかが内臓されており、カード自体は電源を持つ必要もありません。
また、ICチップがすり減らないので、チップの寿命も長くなるという側面もあります。
トップページへ >> 電子マネーの仕組み
[注意]
許可なく当サイトの無断転載・引用を禁じます。
[免責事項]
掲載情報の正確性については万全を期しておりますが、当サイトの情報の利用によって万が一不利益を受けた場合でも当サイトは責任を負いかねます。