トップページへ >> 知って得するカード豆知識 >> 付帯保険とは?
付帯保険ってどんな種類があるの?
クレジットカードには自動的に保険が付いているものが多いです(自動付帯保険)。
自動付帯の保険は、保険料を特別に支払わなくても補償が受けられるので、重視する人も多いと思います。ただ、保険の種類や適用範囲など、結構ややこしいところもあります。
適用範囲なんかはきちんと知らないと補償が受けられないという事態に陥ってしまうおそれがありますので注意が必要になります。
付帯保険と聞いてまず思い浮かぶのが旅行傷害保険ではないでしょうか。
旅行傷害保険には、国内旅行だけを補償するもの、海外旅行だけ補償するもの、国内・海外旅行両方とも補償するものの3種類あります。
海外に行かないのに海外旅行傷害保険がついていてもあまり意味がありません。自分がどの保険を利用したいのかを考えてカードを選ぶことが重要になります。
補償の範囲ですが、国内旅行傷害保険は基本的に旅行中のケガ・死亡のみ補償されます。
これに対し、海外旅行傷害保険の場合は、旅行中に事故や病気で怪我・死亡した時だけでなく、携行品の盗難や破損などの損害、他人のものを壊してしまった場合などにも保険がおります。
ただし、携行品損害は対象にならないものがあるので注意が必要です。
クレジットカードやトラベラーズチェック、現金は対象外です。そのほか有価証券、定期券、コンタクトレンズ、動植物、自転車、自動車も対象外になります。
また、紛失・置き忘れは補償されません。
補償の期間は1回の旅行につき出発から3ヶ月以内が補償されるものが大半です。カードは旅行に持っていかなくても補償が受けられます。
また、補償の範囲に「救援者費用」というものがありますが、これは旅行先で何かあったときに家族が現地にかけつけるための費用のことです。
補償金額は、スタンダードカードの場合で最高2000万円が一般的です。
ゴールド以上のカードだと5000万円〜1億円です。ゴールド以上のカードは年会費が1万円以上かかりますが、補償額の高さを考えれば、年会費を保険料と思えばそう高くはないともいえます。「安心」を買えるなら安いのかもしれません。
補償を受けるための注意点は、航空券やツアー料金など、旅行代金の支払いにカードを使わないと保険がおりない場合が多い点です。この辺はカードによって異なるので、自分のカードの条件をしっかり確認しておいた方がいいです。
参考までに挙げると、無条件で補償が受けられる(自動付帯)カードは、ダイナースクラブ、JCBカード、ニコスカードなどが代表格になります(但、JCBとニコスは旅行保険自体が自動付帯でないものもあります)。
参考:補償額で比較!海外旅行傷害保険
ショッピングプロテクションとは、カードで買った商品が壊れた時や紛失・盗難にあった時に補償してくれる保険です(ショッピングガード保険、ショッピングセイバー、ショッピングパートナー保険、お買い物安心保険など、言い方はカード会社によって異なります)。
一般カードで年間最高100万円、ゴールドカードで最高300〜500万円補償されるものが多いです。
購入後一定期間内の損害が補償されます。購入から90日間が一般的ですが、イオンカードのように180日間と長いものもあります。
注意点としては、海外での利用やリボ払いの場合に限って補償するなど、条件が付いているものがあるので、自分の持っているカードの条件を確認しておくことが必要になります。
また、カードによって異なりますが、1000円〜1万円程度の免責額(自己負担額)があります。例えば、免責額1万円の場合だと1万円の物を壊しても保険がおりません。免責額と物の値段を把握しておきましょう。
参考:補償額で比較!ショッピング保険
盗難保険は、カードを盗まれたり落としたりして、第三者に不正に使われてしまった場合に、損害額の申立てからさかのぼって60日間は被害額を補償してくれる保険です。
ほとんどのカードにこの保険は付帯しています。
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