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カードの審査はどうなっているのか?
クレジットカードに入会する際には、発行審査があります。
審査に落ちても理由は明かされないのが通常ですが、その理由は気になる所です。 また、審査方法を知っておけば自分が発行できるか否かの目安にもなります。
そこで、ここでは発行審査はどのように行われているのか、その審査方法について説明します。
クレジットカードを発行する時には審査がありますが、なぜ審査があるのでしょうか?
クレジットカードの特色として、後払い決済という点があります。
会員がカードを使った時点ではいわばカード会社が会員の代金を立て替えている状態です。
なので、カード会社にとっては代金不払いの危険性があります。
この不払いの危険をあらかじめ避けるために、会員に返済能力があるかどうかの審査が行われます。
つまり、不払いの危険がある人を「審査」というフィルターでふるい落とす算段です。
カード会社もビジネスとしてカード事業を展開している以上、リスクを避けるために行います。
それでは、具体的な審査方法について見ていきましょう。
カード発行の可否審査の基準となるものに「与信」というものがあります。
これは「信用を与える」という意味からきています。カード発行はまさに信用を与えるものだからです。
与信は、入会申込書に記入された各情報をもとにコンピューターで自動的に点数化されます。その合計点が基準以上なら審査通過で、基準に満たないと落ちるということになります。
そして、この与信でまず重視されるのが、「年齢・職業・年収」の三つだと言われています。
■年齢…発行資格は18歳以上のカードが多いですが、20歳以上の所もあります。
ゴールドカードだと25〜30歳以上が目安。最近は20才以上で作れるゴールドカー
ドも出てきました。
■職業…定職に就いているかどうか。必ずしも有名な会社である必要はありません。
■年収…収入額よりも、継続して安定した収入があるかどうかがチェックポイントになるようです。
その他、電話連絡がとれることも条件です。引き落とし口座の残高不足の場合などに連絡が取れるようにしておくためです。
そして、最終的な判断は、上記の情報に信用情報機関への調査結果(クレジットヒストリー)を加え、総合的に判断されます。
信用情報機関というのは、申込者個人の信用情報(クレジットやローンの履歴、他社からの借り入れ状況、過去のカード履歴など)を保有している機関です。
カード会社はこの信用情報機関で申込者のローンの内容や支払い残高、支払い遅延の存否、ブラックリストに載っていないかなどの情報を調べます。
⇒信用情報機関へのリンクはこちらを参照
以上のような基準によって入会の可否が決まるのが一般的です。
ただ、カード会社によって、審査の基準は様々なので、審査が甘いクレジットカードがあったり、厳しいクレジットカードがあったりします。一般的には銀行系のカード会社は審査が厳しいと言われています。
審査基準は各カード会社で異なりますが、一般的に審査に通りやすいと言われる要素があります。
■勤続年数が多い…職を転々とするのは収入面の不安定さをあらわすので、一般的には勤続年数が長い方が審査に通りやすくなります。
■居住年数が長い…住所がコロコロと変わると連絡が取れなくなって逃げられてしまう可能性があります。また、賃貸よりも持ち家の方がポイントは高いようです。資産があるということで、返済能力が高いと判断されるためと思われます。
■過去のクレジットカード利用歴が良好…同じカード会社で他の新しいカードを作る時は、過去のカード利用歴が良好だと審査に通りやすくなるようです。実績はやはり大事なようです。
以上から考えると、よく言われるように審査に通りやすいのはサラリーマンや公務員だというのは間違いありません。
反対に、自営業や自由業、派遣社員、フリーター、パートアルバイト、無職などは厳しいようです。
なので、サラリーマンの方で将来独立を考えている方は今のうちに作っておくのが得策だと思います。特に銀行系は審査が厳しいので、銀行系のカードを持ちたい場合はなおさらです。
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